@takanorim_ log

その日調べたことなど、なんでも書きます。

ネットメディア関連の団体が増えてきたのでそれぞれの特徴と主要メンバーを調べてみた

先日、インターネットメディア協会なる団体が設立されるというニュースが飛び込んできました。

news.yahoo.co.jp

第一報を見てなるほどフェイクニュース対策なのかと思ったんですが、BuzzFeed Japanの古田編集長はそういうものではないとコメント。


その後書かれた記事がこちら。

www.buzzfeed.com

これによると、今回設立を目指すとされたインターネットメディア協会はガイドラインの設定が主たる活動とのこと。実効性のあるガイドラインができるなら、それ自体は素晴らしいのではないかと思います。そしてインターネットに平和が訪れた。〜完〜

※※※※※


さて今回、「インターネットメディア協会」が大々的に取り上げられたこともあり、初めてネットメディア関連の団体が作られたと思った方も多いのではないでしょうか。しかしながら、この手の団体はこれまでも作られてきています。それぞれ趣旨が異なるので活動内容の重複はないのですが、普段ネットを見ているユーザーにはまったく接点がない部分かと思うのでまとめて紹介します。

※以下はインターネット上にある情報をまとめたもので、取材に基づいたものではありません。公益をうたうう団体のページにあるものなので、基本的にはきちんと管理されていると思いますが、修正の必要があればご連絡下さい。

一般社団法人日本インターネット報道協会(2008年8月〜)

日本インターネット報道協会は2008年8月に設立された団体です。会の趣旨は「公衆ネットワーク(インターネット)を利用した報道コンテンツの品質向上と会員相互の交流」となっています。こちらへ加入したあと、もろもろの機関で認められれば、政府の記者会見へ参加するための記者証がもらえるのが最大の特徴です。

サイト上に掲載されている役員は以下の通り。情報が古いようなので、ぜひ更新を。。。

公益社団法人 自由報道協会(2011年1月〜)

自由報道協会は「国民の求める『知る権利』『情報公開』『公正な報道』を達成するための“場”を作る」ために設立された団体です。設立は2011年1月27日、その後2012年10月に公益社団法人となっています。会の活動は会見場を提供し、開かれた記者会見を行っています。会見がニコニコ生放送などで中継されるのも特徴のひとつ。また「すべてのジャーナリストを対象にしたジャーナリズム賞として」自由報道協会賞を毎年発表しています。

  • 会長兼理事長 苫米地 英人
  • 代表 大貫 康雄
  • 副代表 揖斐 憲
  • 理事 ピオ デミリア
  • 理事 山口 一臣
  • 理事 伊藤 昭一
  • 理事 武川 萌
  • 理事 小川 匡則
  • 理事 石田 清美
  • 監事 伊田 浩之

ONA Japan(2016年6月ごろ〜)

ONA Japanは「世界最大級のデジタルメディア団体「Online News Association (ONA)」の日本支部」だそうです。一度イベントに行ったことがありますが、海外視察ををしてそこで見聞きしたことを発表する、みたいな感じでした。

Peatixのイベントページを見る限り設立イベントが2016年6月30日に実施されているようなので、設立もそのあたりかと思います。日本新聞協会のレポートによると、設立時に「日本支部の中核メンバーは8人」いたそうですが、現在の人数は不明。なお、Facebookページが過去あったのですが、なくなっていました。

関与している人物を調べてみたところ、分かったのは以下の2名。

この2人に加え、スマートニュースの藤村厚夫さんもたびたびイベントに登壇しており、関係が深いものと思われます。

特定非営利活動法人ファクトチェック・イニシアティブ(2017年6月〜)

ファクトチェック・イニシアチブ(以下FIJ)は報道のファクトチェック(事実確認)の普及推進を行い、「市民が事実と異なる情報に惑わされないような社会」を目指す団体です。対象はネットだけではなく、紙媒体やテレビなども含むようです。設立は2017年6月21日。その後2018年1月にNPO法人となっています。

こちらの役員は以下になります。

理事には大学教授などが多く、アカデミックな雰囲気がありますね。

インターネットメディア協会(2018年2月〜)

インターネットメディア協会(JIMA)は2018年2月26日に6月の正式発足を目指すとアナウンスされた団体です。まだ公式サイトも何もなく、情報は各社が報じた記事の断片からしかわかりませんが、要約すると以下の3点がポイントだと思われます。

  • ネットメディアだけでなく、新聞・出版社・テレビ局など、ネット上で発信を行うすべての媒体が対象
  • 加盟団体が遵守するためのガイドラインを作り、ネットメディアの信頼性向上を図る
  • これまでなかったネットメディアの品質向上のための「議論の場」となる

この団体に関して、Twitterなどで「ネットの警察になるのか」など、将来的な影響力を危惧する声もありましたが、そうはならないと発起人の1人である古田大輔さんが明言しています。また、この団体ではニュースや報道以外のエンタメコンテンツを発信する媒体も対象となるとしており、今後幅広く参画を呼びかけていくそうです。

設立準備会の発起人は以下の9名です。

  • 小川一毎日新聞取締役・編集編成、総合メディア戦略担当)
  • 長田真 DIGIDAY[日本版](編集長)
  • 工藤博司(J-CASTニュース編集委員
  • 阪上大葉(現代ビジネス 編集長)
  • 竹下隆一郎(ハフポスト日本版 編集長)
  • 藤村厚夫(スマートニュース執行役員 メディア事業開発担当)
  • 古田大輔(BuzzFeed Japan創刊編集長)
  • 楊井人文(GoHoo編集長)
  • 山田俊浩(東洋経済オンライン編集長)

ざっと見ていくと、なんとなくいまの業界の顔役のような人が見えてくる気もしますね。IT業界は良くも悪くもビジネス色が強く、Webメディア界隈からはそういった方が出てこなかった印象がありますが、今後は変わってくるのかもしれません。

インターネットメディア協会について参考にした記事

実は今回紹介した団体以外にも「インターネットメディア連絡会」や「モバイルメディア連絡会」など、それっぽいものは見つかったのですが、活動の実態がよくわからず紹介は断念しました。インターネットメディア協会も含め、各団体がしっかりと実効性の伴った活動を継続してくれることを期待します。

おまけ

なんか皆さん楽しそうですね

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